
■ 肝機能障害は初期症状がみつかりにくい!
肝臓には「代謝」、「解毒」、「消化」という3つの重要な役割があり、中でも解毒作用は我々の健康にとって非常に重要です。肝臓は人体にとって有害な物質を無害化して体の外へ排出する解毒作用があり、これによって我々人間は健康を保つことができるわけです。
肝臓が正常に機能しない(肝機能障害)と、ウィルスや細菌、異物などの有害な物質が体内で蓄積されてしまい、様々な健康被害を引き起こす原因となります。
脂肪肝は、食べ過ぎによる肥満やアルコールの飲み過ぎによって引き起こされるわけですが、生活習慣を改善すれば短期間で治るので、肝臓病の中では比較的軽い病気なのですが、この段階で医師から生活習慣を改めるように指導されても、言うことを聞かない人が多いです。

『 なぜ肝疾患は症状が出にくいのか!? 』
そのまま放置してしまうと、さらに肝機能が低下し、「脂肪肝」→「肝炎」→ 「肝硬変」 → 「肝臓がん」といった具合に肝臓の病気の重篤度が上がってしまうので、できるだけ早い段階で生活習慣を改める必要があります。
しかし、殘念ながら肝臓は、「沈黙の臓器」と言われるほど、初期症状、自覚症状がでにくい臓器なので、軽度の肝機能障害が発覚することは、ごく稀なケースです。
ということで今回は、肝硬変、肝硬変、肝臓がんといった重篤度の高い肝臓の病気を予防すべく、肝機能障害の初期症状として生じやすい9つの症状をまとめさせていただきました。肝機能を良い状態に保つための参考になれば幸いです。