
■ 内臓脂肪と皮下脂肪のちがいとは!?
上図にありますとおり、向かって右側の皮下脂肪は、お腹の皮膚の下にあり、内臓脂肪は腹部の内臓周辺にあります。皮下脂肪はつまむことが出来ても、内臓脂肪はつまめません。ちなみに皮下脂肪は女性につきやすく、一方内臓脂肪は男性につきやすいのが特徴です。
暴飲暴食などで生活習慣が乱れると内臓脂肪は溜まりやすいものの、減らすことも比較的簡単なんですが、皮下脂肪は一度ついてしまうと、なかなか減らすことが困難なので、バランスの取れた食事や適度な運動を習慣化する必要があります。

『 内臓脂肪が増加するリスクとは? 』
中高年になると内臓脂肪がつきやすく、そのまま何もしないで放置すると血糖値と血圧の上昇、中性脂肪の増加、血管の劣化が進むことによって、糖尿病、高血圧症、脂質異常症、動脈硬化といった生活習慣病の発症リスクが高まります。
内臓脂肪は、外見からは分かりにくいため、気付きにくい点も問題視されています。内臓脂肪の多い人は脳梗塞や心筋梗塞の死亡率が16~20倍といわれていますので、できるだけ早い段階で予防・改善する必要があります。

『 内臓脂肪を減らすには 』
上述したとおり、皮下脂肪と比べて内臓脂肪を落とすのは、それほど難しくありません。もっとも有効とされるのがウォーキングやジョギングなどの有酸素運動です。これは体脂肪を直接エネルギーとして使うためです。
また、炭水化物を減らす(炭水化物は大切な栄養素なので、極端に制限するのはオススメできません)と内臓脂肪から落ちていきます。ということで、今回は胃を元の状態に戻すことによって皮下脂肪、内臓脂肪を落とすセルフケアをご紹介させていただきます。