
■ 過剰適応症候群とは?
職場や学校で褒められて嫌な思いをする人はいませんよね。誰だった周囲の期待に応えたいという思いがあるからです。しかし、それが原因で周囲を気にしすぎるの問題です。
期待に応えるため、何でも完璧にこなさなければ気がすまなくなっつてしまうと心と体が悲鳴をあげても、それに耳を傾けようとしなくなり、とことん突き進んでしまいます。
これは典型的な「過剰適応症候群」の症状です。ここ数年過剰適応症候群の症状に苦しめられている人たちが増えており、今後爆発的に増えてしまう危険性があります。
■ 過剰適応症候群の特徴とは?
過剰適応症候群の症状が進んでしまうと、周囲の環境や人(特に上司などの目上の人)に対して自分を押し殺してまで「意見」や「行動」を無理に合わせようとします。
こうした背景には嫌われたくないという強い思いがあるため、周囲の人たちの気分を害した、不満などを言葉にして口に出すようなことは一切しません。
『 なぜ苦しくなるまで頑張るのか!? 』
つまり、今いる環境の中で人から嫌われたり、見捨てられてしまうことへの恐怖から、個人的な都合を全て排除してでも極端な形で会社や組織に貢献しようとします。
しかも、評価されれば、さらに頑張ってしまい、こうした傾向を強めます。
しかし、万一会社や組織に不利益が生じてしまった場合、罪悪感が半端ではありません。
自ら自分を苦しめる方向へ舵をとってしまいます。