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■食道がんとは?


食道は、口から入れた食べ物や飲み物を胃へと運ぶ管のことで、いうまでもなく非常に
重要な役割を果たす臓器で、成人の食道の長さは、平均25cmほどあります。


食道のすぐそばにリンパ管があるため、転移すれば瞬く間に全身にがん細胞が広がって
しまうため、食道がんは他の臓器のガンと比較しても非常に危険ながんです。


しかも、食道に隣接している臓器は、心臓、肺、大動脈といった重要なものばかりです。
そして、これらの臓器に転移するリスクが高いうえに手術がしにくい問題があります。


ちなみに食道がんの「5年生存率」は以下の通りです。


(1)ステージ1=67.4%

(2)ステージ2=38.0%

(3)ステージ3=19.7%
   
(4)ステージ4= 9.1%


ご覧のとおり、他の臓器のがんと比べても、生存率は決して高くありません。





■食道がんの症状とは?


数年前にサザンオールスターズの桑田佳祐さんが食道がんを発症し、歌手生命の危機に
立たされたわけですが、幸い手術が無事成功し、以前と変わらぬ歌声を披露しています。


食道がんは、初期の段階では症状がありません。食道がんの代表的な症状とされている、
以下の症状が出た場合は、すでに進行がんになっている可能性が高いです。


(1)しみる

(2)つかえる

(3)声がかすれる


桑田佳祐さんは、人間ドックで食道がんが初期の段階で見つかっているので、運がいい
としかいいようがありません。手術をしたその年に活動を再開しました。





■食道がんの原因とは?


食道がんの原因とされる代表的なものは以下のとおりです。


(1)タバコ

(2)アルコール(特に度数の高いもの)

(3)アセトアルデヒドデハイドロゲーゼ(ALDH)2型


まずタバコは、タバコに含まれる有害な「発がん物質」が口の中で唾液と混ざり合い、
そのまま唾液と一緒に食道を通ることによって、食道がんを誘発します。


お酒は度数の高い物が食道を痛めることとなり、食道がんの発症リスクを高めます。


最後のアセトアルデヒドデハイドロゲーゼ(ALDH)2型は、酵素の一種がありまして、
アセトアルデヒドという毒素に弱いとされているのが「食道」です。


強いお酒を飲めば飲むほど、食道がんを発症するリスクがたかまります。





■食道がんの予防と治療


食道がんの症状があらわれた、もしくは人間ドッグや検診でがんの疑いがある場合は、
専門医を受診し、体力や身体の状態などを考慮したうえで治療方針を決めます。


検査から治療方針の策定は以下のとおり行われます。


(1)検査(内視鏡検査、食道造影検査、食道壁)

内視鏡検査で細胞の状態を細かくチェックします。
この時点で扁平上皮がん、腺がんのどちらか明らかになります。


(2)病期の確認

がんの進行度や悪性度、転移の有無、健康状態などを検査します。
検査方法は、CT検査、MRI検査、PET/CT検査、骨シンチグラフィーなどです。


(3)治療方針の策定

これまでの検査結果から治療方針を決めます。


最後に食道がんの予防についてですが、たばこ、深酒は厳禁です。食事は良く噛むこと
がなにより大切です。また早期発見のためにも定期的に健診を受けてください。


レントゲン検査は正確性に乏しいので、MRI検査を実施しているところがおすすめです。


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