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■ 脳が幸せをつくる?!?
 
 
ストレス社会と称されて久しいですが、これまで一生のうちにうつ病を発症させる人は、日本では100人に5人前後、欧米では100人に10人前後と言われています。
 
 
最近では有名な芸能人、文化人、スポーツ選手、ビジネスパーソンが発症し、時折メディアを通じて話題になっていますが、うつ病のような精神疾患に苦しんでいる方の多くが常に「自分は不幸である」と考えています。
 
 
幸せなことに目が向かないため、いつまでも不幸の中に身をおくこととなってしまいます。こうした考え方が、一度うつ病を発症してしまうと治療が長期化してしまう原因の一つでもあります。
 
 
 
 
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最近はかなり治療法が進化したとはいえ、うつ病を発症させる患者の数が年々増えているので、これまで決定打となる治療法を確立するのが困難でしたが、最近欧米で「思いやりセラピー(Compassion-focused Therapy)」という治療法が注目を集めています。
 
 
長年にわたってかなり重度な総合失調症を患っていた患者さんが劇的に回復するなど、素晴らしい効果を実証しています。ということで、今回は思いやりセラピーについて解説しているカラパイアさんの記事と動画を合わせてご紹介させていただきます。




 
 
うつ病の人も、統合失調症も、
誰もが幸せな気分になれる
脳トレ「3つの祝福」

 
 
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■ 幸福を感じることが出来ない人たちがいる
 
 
“幸福”とは心の持ちようで、膨らんだりしぼんだりする。同じ状況におかれても、それが幸福と考える人もあれば、不幸であると考える人もいる。
 
 
2014年に発表されたイギリスの研究では、83%の人たちが”大抵は幸せ”か”いつも幸せ”を感じていると答えた。ところが、そのような回答をした統合失調症の患者の割合は37%しかいない。
 
 
また、統合失調症患者の15%は滅多に幸せを感じないと回答している。健康な人たちの中で、こう回答した人は1人もいなかった。
 
 
精神疾患を患った患者が、幸せな生活を送れないというわけではない。だが、こうした人たちの中に幸せを感じにくい人がいることもまた紛れもない事実なのである。
 
 
 
 
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■ 思いやりセラピーで統合失調症が改善!!
 
 
30代の女性、エリカ・カミュさんは、統合失調症に10代の頃から苦しんできた1人だ。今でも毎週のセラピーは欠かすことができないが、それでもかなり回復することができた。
 
 
最近では、チャリティ・ショップで掘り出し物探しや森の中の散歩、鉢植えのガーデニングなどにハマっており、以前は考えられなかった幸せな一時を満喫している。
 
 
そんな彼女がこの病気から抜け出す切っ掛けとなったのが、思いやりセラピー(Compassion-focused Therapy)と呼ばれる療法だ。”思いやりセラピー”は仏教にヒントを得て開発された手法であるが、その基本は認知行動療法にある。
 
 
認知行動療法とは、患者の否定的な考え方を修正し、より現実的な認識を持たせることで、行動の改善を目指す療法だ。
 
 
 
 
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■ 思いやりセラピーとは!?
 
 
認知行動療法では、タイムシートを利用して日々の生産性を向上させる試みなど、実践的な手法が実施される。一方、思いやりセラピーでは自分を大切にすることを主眼としている。
 
 
ポジティブ心理学の提唱者マーティン・セリグマン博士によれば、従来の心理療法は伝統的に患者が抱える問題に付いて話し合う場であった。しかし、これは患者に不快な思いをさせることもあり、エリカさんなどは「トラウマです」。
 
 
と語るほどだ。そうではなく、前向きな気分、自分の長所や美点、有意義な生活の作り方などを話し合うことでも大きな成果を得ることができるのだ。
 
 
 
 
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■ 思いやりセラピーの驚くべき効果とは!?
 
 
セリグマン博士が考案した手法は、プラセボ対照試験でうつ病に効果があることがしっかりと証明されている。だが、中でも特に気分の改善に効果的だったのが、毎日上手く行ったことを3つ書き出し、その理由を考えてみる、”3つの祝福”と呼ばれる方法だ。
 
 
この手法を使った試験では、驚くべきことに重度うつ患者94パーセントのうつが緩和され、92パーセントが以前より幸せを感じると答え、50パーセントが一般的な症状の完治に成功している。その方法は以下のとおりだ。
 
 
 
 
■ ネガティブ思考を簡単に打ち消す3つのステップ
 
 
3つの幸運エクセサイズは誰でも幸福感や充足感を向上させることが出来る、科学的に証明された手軽な方法だ。発案者であるマーティン・セリグマン博士によれば、大きな成果をえることができるそうだ。
 
 

【メソッド】:まずは1習慣、就寝前に毎晩続けよう。
 
 
■1:当日よかったことを3つ考える

その日に起こったよかったことを3つ考える。子供とお店にいったことや、食事が美味しかったこと、昇進、宝くじがあたったことなど、どんな小さなことでもよかったと思えることならなんでもかまわない。
 
 
 
■2:まとめる
 
それらをノートなどに保管できるように書き出す。
 
 
 
■3:よかった理由を具体的に考える
 
それぞれの出来事を思い出し、なぜ起きたのか考えてみる。ここが最も重要なステップであり、詳細かつ具体的であるほどよい。
 
例えば「昇進できなのは素晴らしい仕事をしてきたため」や、「子供とお店に行って楽しかったし、健康にもいいのでラッキーだった」といった感じだ。
 
「食材に凝ってみたいので、美味しい食事が作れた」でもいい。理由や詳細は個人的なものなので、自分にしか理解できないようなことであってもかまわない。(翻訳:カラパイア)
 

 
 
 
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■ 幸福にフォーカスする!
 
 
当然ながら、不幸が精神疾患者の専売特許というわけではない。それどころか、ほとんどの人にとって大きな課題と言えるものだ。人々はしばしばネガティブな思考に走り幸福を感じられなくなることがある。
 
 
だが専門家によれば、ちょっとした習慣を身につけ、脳を訓練することで、毎日でも幸福でいることができるという。これは脳トレのようなもので、訓練すればするほど、前向きで楽観的な考え方になるそうだ。
 
 
幸福の経済学を専門とする研究者によれば、イギリスでは1970年以来、社会、技術、医療が大きく発展進歩しているにもかかわらず、人生の満足度にほとんど変化がないそうだ。これは国会で正式に議論すべき、大切な問題なはずであると彼らは主張している。
 
 
 
 
【出典】 カラパイアさん
 
【原文】 dailymailさん
 
【画像】 dailymailさん
 
【画像】 Pinterest
 
 
 

 
 
【動画】新宿オーピー廣瀬クリニック
 
「 統合失調症(栄養アプローチ)」
 

 
 
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