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■ 腸は単なる消化器官ではない!?
 
 
腸にも脳と同じような機能がいくつかあるため、腸は第二の脳といわれており、すでに30年以上前から神経伝達物質が腸を自律的に動かしていることが証明されています。
 
 
腸内細菌(善玉菌)が減少し、悪玉菌が腸内に増えてしまうと腸内環境が悪くなるため、腸の働きも当然悪化します。そうなると血液がドロドロになって血流が悪化するといった具合に様々な健康被害を引き起こす原因となります。
 
 
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また、セロトニンなどの幸せホルモンの分泌(脳が1割に対し、腸は9割)も悪化するので、うつ病などの精神疾患を引き起こしやすくなるので、心と体の健康を維持するためにも腸内環境をしっかり整える必要があります。
 
 
ということで、今回は腸によって怒りや悲しみといった感情がコントロールされているメカニズムを分かりやすく解説したカラパイアさんの記事と動画を合わせてご紹介させていただきます。




 
 
あの怒りやあの悲しみ。
脳でなく実は腸が操っていた可能性
(アイルランド研究)

 
 
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■ 人体に良い影響を与える微生物、プロバイオティクスの影響
 
 
アイルランド、コーク大学の微生物研究家、テッド・ダイナン氏は、プロバイオティクス(体に良い影響を与える微生物)に興味を持った。
 
 
「ラボで飼っているラットにそれを飲ませたらどうなるか」という疑問を解決すべくラットにプロバイオティクスを与えたところ、プロバイオティクスを日常的に摂取していたラットはうつ病や精神不安になりにくいことが分かったという。
 
 
テッド氏と彼の研究チームはこの分野を「サイコバイオティクス」と名付け、腸内細菌が人間の脳や行動に及ぼす影響についてより深く研究した。
 
 
 
 
■ 腸内細菌と精神状態の関連性
 
 
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消化器官と人間の精神状態のつながりはすでに1800年代初頭から指摘されていた。
 
 
アメリカの軍医、ウィリアム・ベーモントは、胃液が人間の気分によって変化する事を発見しており、1900年代に入ると精神科医や科学者たちは消化器の状態が人間の精神に大きく作用するという結論を導き出していた。
 
 
そして最新の研究では腸と脳をつなぐための「ガット・ブレインアクシス」と呼ばれる複雑な2方向の通信回路が体に存在することが明らかとなった。
 
 
カナダ、マックマスター大学の神経学者であるジェーン・フォスター氏はこう語る。「マウスを使った実験で、腸内細菌が脳の発達に大きな影響を及ぼしている事が最近判明されています。特にストレスや緊張などを司る脳の部位に大きく影響するようです」
 
 
とある研究では腸内細菌などの微生物はうつ病や統合失調症などの精神病を引き起こす、人間の前頭葉にある髄鞘(ミエリンとも言い、神経細胞の外側を成す物質である)発達にも影響を及ぼしている事が判明している。
 
 
 
 
■ 腸内細菌が神経伝達物質を生成する
 
 
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腸内細菌は脳に直接シグナルを発信する事もあるようだ。一部の腸内細菌は神経伝達物質であるアセチルコリン、ギャバ(GABA:Gamma-Amino Buryric Acid)やトリプトファンなどを生成し、腸内に存在する無数の神経細胞はこれらの情報を受け取り行動する。
 
 
テッド氏が行った研究に使われたマウスは緊張や不安を感じにくく、問題解決も他のマウスに比べて素早い事が分かった。また、彼らの脳内には多くのギャバが存在し、これによりうつ病にもかかりにくい事が分かったのである。
 
 
 
 
■ 腸内細菌を交換すると性格も変わる
 
 
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また、別の研究では二種類のマウスの腸内細菌を交換した。その結果、腸内細菌を分け与えられたマウスは、その腸内細菌の元の宿主と似たような行動をする事が判明したのである。
 
 
しかしこういった研究の多くはマウス段階で止まっており、その実験結果がそのまま人間に適用できるのかどうかはまだわかっていない。
 
 
サイコバイオティクスはまだ人をベースとした実験が行われていないのである。プロバイオティクスが人体において、緊張や不安を和らげる効果があると言う研究結果は報告されているものの、人体実験を得られていないため、その裏付けは証明されていない。
 
 
だが、だからといって「嘘である」とは一概には言えない。食生活を変える事で腸内細菌が変わるのは良く言われている事だが、食べるもので腸内細菌の働きがどう変わるのかも今後の研究如何である。
 
 
 
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特定の疾患や病気を持っている人には特定の細菌が住み着いているそうだが、その細菌が病気を引き起こしているのかどうかはまだわからないのだ。この分野は現在、良いデータが集まってきているものの、まだ未解明の部分が多い。
 
 
米カリフォルニア大学デービス校のジョナサン・エイサン教授によると、「腸の中のどの微生物がどういった役割を果たしているのかを理解することはとても重要だが、腸内の微生物のサンプリングは非常に困難であり」と語る。
 
 
食事内容を変えると腸内の微生物にも変化が起きる、という事実はわかっているが、腸内フローラを人体にとってどう有効に活用させるかどうかも不明である。
 
 
 
【出典】 カラパイアさん
 
【出典】 FiveThirtyEight
 
【画像】 We Heart It
 
【画像】 Pinterest
 
【画像】 wikiHow
 
 
 

 
 
【動画】
 
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