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■なぜ中高年からマラソンを始めても走り続けられるのか!?
 
 
私毎朝5キロほどジョギングしているのですが、最近中高年のマラソンランナーが増えています。恐らく東京マラソンの影響だと思うのですが、60歳をゆうに過ぎているような方がマラソンを始めるケースが少なくありません。
 
 
最初は100mくらいしか走れなかったのが根気よく毎朝続けているうちに数キロ走れるようになっています。しかもどんどんペースが早くなっているので、運動はいつから始めても遅くないと思い知らされます。
 
 
老化によって筋肉なども当然衰えているので、若い人のようにはいきませんが、それでもかなりの距離を走り続けることができるのは、なにか特別な理由があると、ずっと疑問に思っていたのですが、今日その答えが明らかになりました。
 
 
車の燃費性能と同じ「ランニング・エコノミー」は、年をとっても衰えないことが明らかになったのです。ということで今回は、この点について詳しく解説しているJ-CASTさんの記事と動画を合わせてご紹介させていただきます。



 

 
 
ランナーの「燃費」は年をとっても衰えない
マラソン完走者に高齢者が多い不思議

 
 
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■車の燃費性能と同じ「ランニング・エコノミー」
 
 
長距離ランナーは鍛え方や能力によって走るスピードが異なる。当然、年をとるにつれ速さは衰えてくるが、研究チームは、スピードが遅くなってもランニングを続けていれば、エネルギー代謝は変わらないことを突きとめた。
 
 
このエネルギー代謝は「ランニング・エコノミー」(走りの経済性)と呼ばれる。自動車の燃費性能と同じで、少ないエネルギーで効率よく走る能力を意味する。
 
 
指標は、一定の速度で走った時の酸素摂取量で表わし、酸素摂取量が高ければランニング・エコノミーが低い、逆に酸素摂取量が少なければランニング・エコノミーが高いと評価される。
 
 
ランニング・エコノミーが高い人は、少ないエネルギー(酸素)で楽に走ることができるのだ。研究チームは、65歳以上の高齢ランナー15人と、39歳以下の若いランナー15人に、トレッドミル(ランニングマシン)を様々なペースで走ってもらった。
 
 
対象者は全員、過去6か月以上にわたり週3回以上、1回30分以上のランニングを続けていた。酸素マスクをつけ、酸素摂取量や心拍数、速度、走行距離などを測定した。
 
 
その結果、高齢ランナーは若いランナーに比べ、総合的な運動能力では歴然とした差があったが、それぞれの速度で比較すると、若いランナーとほぼ同じ割合で酸素を摂取し、ランニング・エコノミーの数値は同程度だった。
 
 
 
 
■「運動を始めるのに手遅れということはない」
 
 
若い人に比べ、筋肉や持久力が劣る高齢者が、なぜ同程度のランニング・エコノミーを維持して走ることができるのだろうか。オルテガ准教授はこう説明している。
 
 

 
「人間の体は自動車と同じで、人によって燃焼効率が違います。実験に参加した高齢者はベテランランナーが多く、経験を経て効率よく酸素を摂取するテクニックを身に着け、調整しているようでした。
 
 
今回の実験で得られた知見は2つです。高齢になってもジョギングを続ける人はランニング・エコノミーが衰えずに生理学的にエコであること。
 
 
そして、運動を始めるのに手遅れということはなく、何歳になっても活動的でいられるということです」
 

 
 
 
 
■中高年ランナーの完走率が伸びている
 
 
実は、同様の実験を2012年に米ニューハンプシャー大学で行なった。18~39歳のヤンググループ18人、40~59歳のマスターグループ22人、60~77歳のシニアグループ11人に4段階の速度でトレッドミルを走ってもらった。
 
 
すると、最大酸素摂取量、最大心拍数、全身の筋力や柔軟性など、すべての運動能力は加齢とともに低下したが、「ランニング・エコノミー」の数値だけは3つのグループともほぼ同じだった。
 
 
当時、この論文を紹介した米紙ニューヨーク・タイムズは「 研究者にとって予想外の結論で、驚きを隠さなかった 」と書いている。
 
 
また同紙は、1980~2009年のニューヨーク・マラソンの統計記録を調べた結果、40歳未満の若いランナーの完走率が低下しているのに対し、40歳以上の中高年ランナーの完走率が伸びていることも報道している。
 
 
 
 
■100歳のマラソン最高齢男性は、89歳から走り始めた
 
 
「ランニング・エコノミー」が変わらないメカニズムは、まだ、よくわかっていない。実験に参加した高齢ランナーは長年、ジョギングを続けてきた人ばかりだ。年をとるとペース配分を覚え、無理をしない「省エネ走法」が身に着くのだろうか。
 
 
ちなみに、女性のフルマラソン完走のギネスブック世界最高齢記録は、2015年の米国人女性のハリエット・トンプソンさん(当時92歳)だ。それまでの記録を3時間も縮める7時間24分で完走した。
 
 
彼女がランニングを始めたのは76歳の時。理由は「老人ホームの仲間のために、がんと白血病の研究資金を募集する」ためだ。男性の世界最高齢記録は、2012年のインド系英国人のファウジャ・シンさん(当時100歳)で、8時間25分だった。
 
 
シンさんが初めて走ったのも非常に遅く、89歳の時だ。理由は「妻に先立たれて寂しかったから」という。確かに運動を始めるのに遅すぎるということはない。
 
 
 
 
【出典】 J-CASTニュースさん
 
【画像】 Pinterest
 
 
 

 
 
【動画】kanzen2009
 
1日10分も走れなかった私が
フルマラソンで3時間を切るためにしたこと

 

 
 
 
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