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■ よりメンタルの強さが求められる時代へ
 
 
先日セリエAのインテルに所属する長友佑都選手が新会社設立のイベントにて、若手のサッカー選手について記者団から問われると、欧州で成功している選手が少ない点を指摘し、その原因として「メンタル」の弱さをあげていました。
 
 
やはり、試合で最高のプレーをするにはテクニックだけではだめなんだそうです。確かにACミランの本田選手のプレーを見ていてもそう思います。萎縮してたり、遠慮していては、次第にプレーが消極的になってしまいます。
 
 
それではチームメイトや監督からの信頼は到底得られないので、次第に活躍の場が減り、志半ばでJリーグに復帰するといったパターンが最近増えています。こうしたことは何もプロスポーツに限ったことではなく、どんな仕事にも通ずることですよね。
 
 
世界中が混乱している状況下では尚更のことメンタルの状態が問われます。どんなときでも自分らしく生きていくためにもメンタルが強いにこしたことはありません。
 
 
ということで、今回はメンタルを強くするためのポイントについてわかりやすくまとめたlifehackerさんの記事とメンタルを強くする方法を精神科医の樺沢紫苑先生自ら解説した動画を合わせてご紹介させていただきます。





 
 
精神的にタフになるために
必要な15のポイント

 
 
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■1. 心の知性
 
 
心の知性は心の強さの基軸です。強い負の感情を完全に理解して許容し、その感情と共にありながら生産的な仕事をする能力なくして精神的に強くなることはできません。
 
 
心の強さが試されるときとは、つき詰めれば心の知能指数(EQ)を試されるときなのです。固定的なIQとは異なり、EQは変化するスキルで、理解と努力で向上できる知能です。
 
 
業績優秀者の90%が高いEQをもち、EQの高い人が低い人よりも年間平均で2万8千ドル(約336万円)多く稼ぐのは不思議なことではありません。
 
 
残念ながら、EQスキルは多くの人に不足しています。100万人以上をテストした研究結果では、たった36%の被験者しか、わき起こる感情を正確に理解できなかったと言います。
 
 
 
 
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■2. 自信
 
 
「できると思うか、できないと思うか、どちらにしても皆さんは正しい」と、ヘンリー・フォードは言いました。
 
 
心が自らの成功に強い影響を与えるというフォードの考えを、心が強い人は支持します。この考えは、ただの動機付けの手段ではありません。事実なのです。
 
 
メルボルン大学の最近の研究では、自信のある人はそうでない人よりも高い賃金を得ており、短期間で昇進していることが明らかになりました。
 
 
不安な気持ちを隠すための偽りの自信とは相反する「真の自信」には、独自の装いがあります。心が強い人は不安がある人や内気な人よりも優位に立てます。なぜなら、心が強い人は、ほかの人に刺激を与えて、彼らが理想の実現を手助けしてくれるからです。
 
 
 
 
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■3. 毒のある人を中和する能力
 
 
扱いにくい人への対応は、多くの人にとって疲れることです。心が強い人は、自らの感情を抑制し、毒のある人との交流をコントロールします。毒のある人と対面する必要があるとき、心が強い人は置かれた状況を冷静に見ます。
 
 
自らの感情を認識しゴタゴタをあおる怒りやイライラを許しません。また、扱いにくい人の立場を熟慮し、合意点や問題解決策を見つけ出すことができます。
 
 
計画が完全に失敗したときでさえ、心が強い人は、扱いにくい相手の言うことを鵜呑みにせず、相手に打ちのめされるのを避けることができます。
 
 
 
 
■4. 変化を受け入れる術を心得ている
 
 
心が強い人は、柔軟で常に順応しています。変化に対する恐怖が人を立ちすくませ、成功や幸せの大きな脅威となることを彼らは知っています。心が強い人は、すぐ近くに隠れている変化を予期し、万が一その変化が起こった場合の行動計画を立てます。
 
 
変化を受け入れたときのみ、その中に良い点を見つけ出すことができます。変化を生み出すチャンスに気づき、フルに生かしたいのなら、柔軟な気持ちと姿勢をもつ必要があります。
 
 
気づかないようにしていた変化がどこかへ行くことを期待して、今までと同じことをし続ければ、必ず失敗します。結局、愚の骨頂とは、同じことをしているくせに違う結果を期待することにつきるのです。
 
 
 
 
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■5. ノーと言う
 
 
サンフランシスコのカリフォルニア大学で行われた研究で、断るのが難しいと感じていればいるほど、ストレスや極度の疲労、そして、うつを経験する傾向が高くなることがわかりました。
 
 
心が強い人は「ノー」と言うのは健全なことだと心得ており、自尊心や先見の明をもっているので、はっきりと断れるのです。
 
 
断りを入れるとき、心が強い人は「できるとは思えません」や「何とも言えません」といった曖昧なフレーズは避けます。新しい仕事を断ることで、今の仕事を尊重し、きちんと果たすことに繋がるとわかっているので自信をもって断ります。
 
 
また、心が強い人は、自分に対してもノーと言うことで自制心を働かせる方法をも心得ています。満足感を先送りし、害を及ぼす衝動的な行動を避けます。
 
 
 
 
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■6. 恐怖は1番の後悔の種だと心得ている
 
 
心が強い人は知っています。結局、失敗よりも、やってみなかったことをはるかに後悔するのです。恐れず冒険してください。
 
 
「起こりうる最悪の事態は何でしょう。命を取られたりするのでしょうか」と、よく言われます。しかし、皆さんに起こる事態の中で、死は最悪の事柄ではありません。それは、まだ生きているのに内面が死んでしまうことを自分で見過ごしてしまうことです。
 
 
後悔することと覚えておくことの間にある、厳しい道のりを歩むには、洗練された自己認識が必要となります。長い間失敗にくよくよしすぎると、不安が大きくなり用心深くなりますが、完全に忘れてしまうと、必ず同じ失敗を繰り返してしまいます。
 
 
バランスを保つ秘訣は、失敗を成功の元にする能力にあります。そうやって、失敗のたびにすぐ立ち上がれるようになっていくのです。
 
 
 
 
■7. 失敗を受け入れる
 
 
心が強い人は失敗を受け入れます。成功への道には失敗がつきものだと知っているからです。まず失敗を受け入れずして真の成功を経験した人はいません。
 
 
間違った道を進んでいるときにはそれを明らかにすることで、成功への道を開きます。最大の成功は概して、もっとも失敗し行き詰まったときにやってきます。失敗こそが、考え方を変え、窮地の外側に目を向け、見失っている解決策を見つけさせてくれるのです。
 
 
仕事でチャットがどれだけ使えるかテストしました 仕事でチャットがどれだけ使えるかテストしました
 
 
 
 
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■8. 失敗にこだわらない
 
 
心が強い人は、注意をどこに向けるかで心の状態が決まるのを知っています。直面している問題にこだわると、負の感情やストレスを長引かせます。そして、それが仕事の出来栄えを邪魔します。行動に焦点を置き、自分自身を改善し状況を良くしようと思うとき、自己効力感(目標を実現できるという感覚)が生まれます。この感覚は、前向きな感情を生み出し、仕事の出来栄えを向上させます。
 
 
心が強い人は、失敗から距離をおきますが、失敗を忘れることはありません。安全な距離で、しかし思い出しやすい距離にとどめておくことで、未来の成功に向かって順応し適応することができるのです。
 
 
 
 
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■9. 自らの喜びを誰にも邪魔させない
 
 
自分自身の喜びや満足感が他人との比較から生じているのなら、もはや皆さんは自分の幸せをコントロールできてはいません。心が強い人は、自らの仕事に満足しているときは、誰の意見にもどんな成果にもそれを害されることはありません。
 
 
他人の評価に反応しないというのは不可能ですが、ほかの人と自分を比較する必要はなく、人の意見はいつだって話半分で聞いていて良いのです。心が強い人は、いかなるときも他人の評価に関係なく確かなことを心得ています。
 
 
それは決して、人が言うほど自分は良くもなければ悪くもないということです。
 
 
 
 
■10. 人の喜びを邪魔しない
 
 
心が強い人は人の批判をしません。人には、それぞれの魅力があると心得ており、自分が良い気分になるために他人の鼻をへし折る必要がないからです。
 
 
自己と他人との比較は行動の自由を制限します。ねたみや恨みは皆さんから生気を吸い取ってしまいます。これらの感情は膨大なエネルギーを消耗します。
 
 
心が強い人は、人を評価したり自分が基準に達しているかを気にしたりして時間やエネルギーを無駄にはしません。エネルギーを嫉妬に無駄遣いせず、称賛に注ぎましょう。人の成功を祝うと、お互い幸せになります。
 
 
 
 
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■11. 運動する
 
 
東オンタリオ研究所で行われた研究では、実験の間、週に2回の運動をしていた人は、社会的、知的、肉体的に、人よりも自信をもっているということが判明しました。また、彼らは身体イメージや自尊心も高く評価していました。
 
 
ただ、身体の物理的な変化が、心の強さの鍵となる自信向上に貢献したというよりは、運動によってエンドルフィンにあおられた積極性がそれらの違いを生んだと言えるでしょう。
 
 
 
 
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■12. 十分な睡眠をとっている
 
 
心の強さを増加するための睡眠の重要性については、いくら言っても言いすぎではないでしょう。睡眠時、脳は毒性タンパク質を取り除きます。これらのタンパク質は、起きているときの神経作用の副生成物です。
 
 
残念ながら、脳は寝ているときにしか毒性タンパク質を取り除くことができないので、睡眠が十分でないと、毒性タンパク質は神経細胞にとどまり、思考能力に大混乱を引き起こします。いくらカフェインでも解決することはできません。
 
 
心が強い人は、きちんとした睡眠をとらなければ、自制心や集中力、記憶力のすべてが低下すると心得ているので、質の良い睡眠を最優先するのです。
 
 
 
 
■13. カフェイン摂取を制限している
 
 
過剰な量のカフェイン摂取は、闘争・逃走反応の根源となるアドレナリン放出を引き起こします。闘争・逃走反応の心理過程では論理的な思考よりも、確実に生き残るためのより速い反応が有利となります。
 
 
クマに追われているときならいいのですが、人生の変化球を受けているときにはあまり良くない心理状態です。
 
 
カフェインによって脳と身体が極度に興奮したストレス状態になると、感情が行動を圧倒します。カフェインはゆっくりと時間をかけて体外に排出されるので、どうしてもしばらくはこの状態が続きます。
 
 
心が強い人は、カフェインの摂りすぎはいけないと知っているので、カフェインが過剰にならないようにしています。
 
 
 
 
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■14. 謝罪を待つことなく許す
 
 
心が強い人は心得ています。恨みから解放されて、絶対に謝らない相手でも許すと、人生はさらに順調に進むのです。恨みのせいで、過去の嫌な出来事が今の幸せを台無しにします。憎しみと怒りは人生の喜びを打ち砕く、感情における寄生虫のようなものです。
 
 
恨みを抱えて生じる負の感情は、体内でストレス反応を生み出し、それらを抱えこむと壊滅的(身体的にも精神的にも)な結果をもたらす可能性があります。
 
 
相手を許すというのは、彼らの行動を大目には見ることではなく、永遠の被害者という呪縛から皆さんを自然に解き放つということなのです。
 
 
 
 
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■15. ひたすら前向きに
 
 
ニュースを見ていると、戦争、暴力、脆弱な経済、破綻する企業、環境災害の無限サイクルが見えてきます。世界は急速に下り坂に向かっているように考えがちです。
 
 
もしかしたら、そうかもしれません。しかし、心が強い人は自分が制御できないことにとらわれないので、気にしません。一夜で大変革を始めるよりも、彼らは自らの力が及ぶ範囲にある事柄に重点的に取り組むのです。
 
 
心の強さは選ばれた人に与えられた生まれつきの気質ではありません。心の強さは、努力して獲得し享受できるものです。
 
 
 
 
【出典】 lifehackerさん
 
【原文】 Inc.さん
 
【画像】 Pinterest
 
 
 

 
 
【動画】精神科医:樺沢紫苑先生
 
メンタルが弱いのですが...
 

 
 
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