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■プリン体ゼロ=体にいいは嘘!?
 
 
糖尿病が国民病といわれるほど日本では糖尿病に苦しむ糖尿病患者が右肩上がりで増え続けています。2015年に発表された糖尿病患者数は316万6,000人です。
 
 
前回2011年に行なわれた調査の270万から46万6,000人増えています。また、糖尿病予備軍は、すでに1000万人を超えていると言われています。一方、痛風に関しては患者数が約87万人で痛風予備軍は500万人を超えています。
 
 
こうした動きに目をつけた日本国内の食品メーカーはこぞってメタボ市場に進出しています。このため最近はプリン体ゼロや糖質ゼロの食品や飲料水が増えています。
 
 
ビールでもプリン体ゼロや糖質ゼロをうたう製品が次々と市場に投入されています。とこがビールに関しては元々プリン体そのものが少ないので、ゼロにしたところで大した効果(痛風予防など)は期待できないんです。
 
 
ということで、今回この点について非常に分かりやすく解説しているBusiness Journal さんの記事と動画を合わせてご紹介させていただきます。





 
 
プリン体ゼロ・ビールは無意味? 肝臓障害や免疫力低下など健康被害の危険?
 
 
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■ビールには元々プリン体が少ない!
 
 
「プリン体0・糖質0」の発泡酒を飲んでいれば、本当に痛風は防げるのでしょうか?
 
 
プリン体は、プリン骨格という構造を持つ物質の総称です。一般に「ビール=プリン体」というような印象が持たれていますが、それは大きな誤解で、
 
 
特にビールだけに含まれているものではなく、穀類や野菜、豆類、肉類、魚類など、ほとんどの食品に含まれていると言っても過言ではありません。
 
 
しかも、ビールに含まれる量は少ないのです。例えば、白米には100g当たり25.9mg、豚ロース肉には同90.0mg、鶏レバーには同312.2mg、カツオには同211.4mgのプリン体が含まれます。
 
 
これに対して、ビール350mlに含まれるプリン体は、わずか12~25mgにすぎません。では、どうしてビールや発泡酒のプリン体がやり玉に挙げられるのでしょうか?
 
 
尿酸は腎臓から尿の中に排泄されますが、尿酸の量が多くなると、排泄能力を超えてしまい、体内に蓄積されて痛風の原因となります。プリン体は体内で尿酸に変化するので、プリン体の多い鶏レバーやカツオなどを毎日食べていると、尿酸値が高くなってしまいます。
 
 
さらに、アルコールの作用が加わることによって、尿酸値が上がりやすくなってしまうことがわかっています。アルコールを毎日飲んでいる人は、痛風になる危険度が確実に上がるといいます。
 
 
特にビールや発泡酒にはプリン体が含まれるので、アルコールとの相乗作用がクローズアップされて、実際以上に悪者にされてしまったのです。
 
 
 
 
 
■プリン体ゼロで本来の発泡酒の味を出すことは到底無理
 
 
ところで、「プリン体0・糖質0の発泡酒は、まずい」という声をよく聞きます。それもそのはずで、実はプリン体は、アミノ酸、脂肪と並ぶ三大うま味成分の一つなのです。そのプリン体をゼロにしてしまっているのですから、おいしいはずがありません。
 
 
各メーカーでは、調味料や酸味料、甘味料などの添加物を加えて、なんとか味を調えようとしていますが、本来の発泡酒の味を出すことは到底無理なのです。
 
 
 
 
 
■危険な合成甘味料を使用
 
 
また、甘味を出すために合成甘味料のアセスルファムK(カリウム)を使っていますが、アセスルファムKは健康に害を与える危険性がかねてから指摘されています。
 
 
アセスルファムKを0.3%、1%、3%含むえさをイヌに食べさせた実験では、0.3%群でリンパ球が減少し、3%群では肝臓に障害が起こった時に増えるGPTの増加が認められました。
 
 
つまり、免疫力が低下したり、肝臓がダメージを受けたりする可能性があるのです。
 
 
プリン体は、私たちが普段食べている多くの食品に含まれており、それを摂らないようにすることなどまず不可能です。ですから、いくらプリン体を含まない発泡酒を飲んでも、ほとんど意味はないのです。
 
 
問題なのは、アルコールを飲みながらプリン体を多く含む食品を食べることなのです。結局、プリン体を多く含む食品を食べ過ぎないようにすれば、通常のビールや発泡酒を飲んでも、痛風になることはないのです。
 
 
(文=渡辺雄二/科学ジャーナリスト)
 
 
 
 
【出典】 Business Journalさん
 
【画像】 Pinterest
 
 
 

 
 
【動画】TeikyoHospitalさん
 
痛風~突然の激痛から身を守る~
 

 
 
 
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