
遺伝子組み換えとは?
遺伝子組み換えではないと表記がされている加工食品をスーパーで見かけることがありますが、TPPが妥結したので今後はそうもいかなくなるかもしれません。
大量に米国から「遺伝子組み換え」食品が輸入されることになりかねないので、できるだけ多くの方々に「遺伝子組み換え」食品の怖さについて知っていただきたいです。
遺伝子組み換えは、品種改良と異なり複数の生物の遺伝子を結合させて全く新しい生物を創造していくこでして、これにより様々なメリット・デメリットがあります。
遺伝子組み換え技術を応用した食品は、除草剤耐性の大豆や殺虫性のトウモロコシなどの農作物と、遺伝子組み換え大腸菌に作らせた牛成長ホルモンのように組み換え体そのものを食べない食品添加物のようなものに分けられます。
遺伝子組み換えのメリットとは?
現段階では色々ないろいろと問題の有りそうな遺伝子組み換え食品ですが、安全性を度外視するのであれば、以下のようなメリットがあります。
(1)低コストで生産可能
(2)それゆえに食糧難を回避可能に
(3)特定の栄養成分が豊富な品
種の生産が可能に
(4)より日持ちの良い品種の生産が可能
(5)厳しい気候条件の土地でも栽培
できる品種が開発可能に
(6)害虫に強い品種の開発も可能
(7)害虫に強いため
農薬使用量も軽減可能
除草剤耐性や害虫への抵抗性を持たせることによって、農薬を撒く回数を軽減できるので、農作業の負担が軽くなるのでその分生産コストが下がるというわけです。
遺伝子組み換えのデメリットとは?
遺伝子組み換えとうもろろしをネズミに与え続けた結果、発ガン率が上昇。そしてこれらは、人間の臓器の損傷や早期死亡を引き起こす可能性があるいわれています。
当然のことながらマウスで起きるのであれば、人間でも起きる可能性は十分あります。
数年前にフランスCaen大学の分子生物学教授らが「除草剤耐性トウモロコシNK603を2年間にわたってラットに与える実験結果を発表しました。
その中で目を引いたのが「乳がんや脳下垂体異常、肝障害などになった」と記述されていた点です。TPPにより今後さらにこうした病気を引き起こす人が増える可能性があります。
また妊娠した女性の93%、80%の胎児から遺伝子組み換え作物が作り出す殺虫性のタンパクなどの有毒成分(Cry1Ab)が検出された調査結果が2011年にカナダで発表されています。
アレルギー疾患増大の可能性やダイズ中のホルモン撹乱作用、免疫力低下などの可能性を示唆する報告もあります。
遺伝子組み換えの大豆には本来の野生種にはないアレルゲンが見つかっています。
また、野生種の大豆には皮膚のパッチテストで反応しなくても、遺伝子組み換えの大豆では反応する人もいますので、こうした食品アレルギーの患者が急増するかもしれません。
TPPによって大量輸入される?
遺伝子組み換えと表示されてないから大丈夫というわけにはいきません。
というのも日本では遺伝子組み換え品使用の表示が義務付けられてる食品はわずか30種類ほどで、他の食品には一切表示されることがありません。
日本の現在の法律では、表示する必要のないもの(油や醤油など)や、含まれる量が5%未満であれば「遺伝子組み換えではありません」と表示できてしまうんです。
その他の食品では、分からずに食べている物が結構多くあります。
例えば、コーンスターチ、小麦粉、コーンフレークやお菓子そして料理用の加工食品やレトルト食品、醤油、味噌、輸入食品全般などです。
家畜の飼料には米国産トウモロコシを使っていますから、これは、まさに遺伝子組み換えトウモロコシで育った肉を食べていることになります。
【出典】Jessica0701
「遺伝子組み換え作物がいっぱい♪」
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