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傷つきやすい人が増えている?


テクノロジーの飛躍的な発展によって人々の暮らしも豊かになりましたが、その半面社会全体で競争化が進み生きづらいと感じてしまう人たちが急速に増えています。


色々なことに対して傷つきやすく、敏感過ぎて、繊細すぎる点が特徴で、こうした人たちの特徴を持った人たちをHSP(Highly Sensitive Person)と言いいます。


HSPは、過度に敏感過ぎる人という意味でアメリカの心理学者エレイン・N.アーロン博士が提唱した新しい概です。つまり精神的な病気ではありません。いたって正常です。





HSP自己診断テスト


アメリカでは成人の5人に1人がHSPであるといわれています。アメリカよりもより繊細な人が多いとされる日本では、HSPと診断される人がさらに多いと予想されています。


エレイン・N.アーロン博士は以下のとおり自分でHSPと自己診断できる問題を用意していまして、答えはすべて「はい」「いえ」のいずれかで答えて下さい。


「はい」が多ければ多いほどHSP度が高いと診断できます。ちなみに12問以上「はい」と答えた場合は、かなりHSPである可能性が高いと判断することができます。





・自分をとりまく環境の微妙な変化に
 よく気づくほうだ
 
・他人の気分に左右される
 
・痛みにとても敏感である
 
・忙しい日々が続くと、
 ベッドや暗い部屋などプライバシーが
 得られ刺激から逃れられる場所
 にひきこもりたくなる。
 
・カフェインに敏感に反応する
 
・明るい光や強い匂い、
 ざらざらした布地、
 サイレンの音などに圧倒されやすい
 
・豊かな想像力を持ち、
 空想に耽りやすい
 
・騒音に悩まされやすい
 
・美術や音楽に深く心動かされる
 
・とても良心的である
 
・すぐにびっくりする(仰天する)
 
・短期間にたくさんのことをしなければ
 ならない時、混乱してしまう
 
・人が何かで不快な思いをしている時、
 どうすれば快適になるかすぐに気づく
 (たとえば電灯の明るさを
  調節したり、席を替えるなど)
 
・一度にたくさんのことを頼まれるがイヤだ
 
・ミスをしたり、物を忘れたり
 しないようにいつも気をつける
 
・暴力的な映画やテレビ番組は
 見ないようにしている
 
・あまりにもたくさんのことが
 自分のまわりで起こっていると、
 不快になり、神経が高ぶる
 
・空腹になると、集中できないとか
 気分が悪くなるといった
 強い反応が起こる
 
・生活に変化があると混乱する
 
・デリケートな香りや味、音、
 音楽などを好む
 
・動揺するような状況を避けることを、
 普段の生活で最優先している
 
・仕事をする時、競争させられたり、
 観察されていると、緊張し、
 いつもの実力を発揮できなくなる
 
・子供のころ、親や教師は
 自分のことを「敏感だ」とか
 「内気だ」と思っていた
 
 
【出典】

「ささいなことにもすぐに
『動揺』してしまうあなたへ」より
(エレイン・N・アーロン著 講談社)
 
 
 
 
HSPの特徴(長所)


HSPと診断された人たちの特徴としては、「感性がするどい」、「感受性が強い」、「物事に対する洞察力が深い」、「感覚が鋭い」といった点があげられます。


このためクリエイターや研究者、エンジニアなど生涯をかけて自らを成長させながら一つの仕事に取り組むことができるので、仕事に対する能力は非常に高いといえます。


このためHSPの人の中には自ら自分の可能性に気づいた人たちがこうした創造性の高い仕事に就くわけですが、会社内外での競争の激しさに失望してしまうケースが多いです。


あまりにも敏感に感じすぎてしまうので何かと現実の社会で生きづらい反面、逆にHSPを一つの才能として理解することで、その能力を最大限に発揮する人もいます。


勿論痛みを負ったときは大変ですが、しかし、それを乗り越えていくことで自らを成長させ、自分以外の人たちに対して優しく親切に接することができます。





HSPの治療とは?


HSPは、病気ではないので特別な治療は行いませんが、あまりにも強いストレスを感じた場合は特定のサプリメントを摂取して、こうした精神的痛みを和らげます。


またHSP特有の失敗により、幼少時につらい思いをしてきた人たちに対しては専門医のカウンセリングを行いながら徐々にトラウマを克服していきます。


アメリカでは日本では処方箋がなければ手に入らないような精神安定剤がドラックストアで購入できてしまい、こうした薬物に依存してしまうケースも少なくないようです。


日常的に感じるストレスの解消法として一番すぐれているのは、飲酒などではなくウォーキングやストレッチなどの適度な運動です。またヨガや質の高い呼吸法もおすすめです。





【出典】HSP0001






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