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■大腸がんとは?
 
 
昨年女優の仁科亜季子さんが、「大腸がん」の手術を受けたことが大きな話題となりました。というのも仁科亜季子さんは、38歳のときに初めて「子宮頸がん」を発症し、46歳のときには胃がんを発症しているので、今回で3度がんを患っているためです。
 
 
大腸がんは、他の臓器のがんと比べて治りやすい反面再発リスクが高いとされています。大腸がんは、盲腸、結腸、直腸に発症した「悪性腫瘍」で、日本人の大腸がんの発生率は、直腸が最も多く35%、次いでS状結腸が34%となっています。
 
 
大腸がんは「腺腫」という良性腫瘍の一種が悪性化して発症するものと、腺腫は介さず、直接粘膜の正常細胞が、がん細胞に変化して急速進行する場合があります。早期の大腸がんでは、ほとんど自覚症状がありません。
 
 
進行した大腸がんでは腫瘍の大きさや発症部位で症状が異なります。左側の結腸がんでは、比較的早期から便に血が混ざっていたり、血の塊がでる症状がみられます。
 
 
また、腹痛や便秘と下痢を繰り返すといった症状が現れることも多く、そのまま放置してしまうと「腸閉塞」を発症してしまうこともありますので、十分注意が必要です。
 
 
直腸がんも大腸がんと同じような症状がみられますが、近接している「膀胱」に浸潤すると「排尿障害」や「血尿」などがみられることもあります。




■大腸がんの原因とは?
 
 
(1)遺伝
 
直系の親族に大腸がんの人がいる場合、大腸がんを発症するリスク要因とされています。中でも家族性大腸腺腫症と遺伝性非ポリポーシス性大腸がんを身内で患った人がいる場合は、大腸がんの大きなリスク要因とされています。
 
 
 
(2)生活習慣
 
大腸がんは生活習慣病とも言われるくらい食生活が大きく影響しています。これまで日本では、米や野菜中心の食生活でしたが、食の欧米化が急速に進み、肉や油などたんぱく質や脂肪分の多い食事に変化しています。
 
 
このため、たんぱく質やカロリーの高い食事を取る機会が年々増えています。その結果として、便が大腸にとどまる時間が長くなり、便に含まれる発がん性物質も同時に長い時間とどまることになります。
 
 
こうしたことが積み重なって大腸がんを発症することとなるわけですが、逆に、穀類や豆類などの植物性繊維の多い食事を摂っている人の大腸がんの死亡率や罹患率が低いとされています。それほど生活習慣が大きく影響します。
 
 
 
 
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■大腸がんを発症しやすい人とは?
 
 
年齢別にみた大腸がんの罹患率は、50歳代から増加する傾向が強く、高齢になるほど羅患率は高くなります。また、大腸がんは男性よりも女性の発症率が高いとされています。
 
 
 
 
 
■大腸がんの再発リスク
 
 
大腸がんは男性よりも女性の方が発症しやすいがんでして、しかも再発するリスクが高いことから、早期で発見した段階で切除することが求められます。
 
 
・ステージ1 :再発率 3.7%
 
・ステージ2 :再発率12.5%
 
・ステージ3a:再発率24.1%
 
・ステージ3b:再発率40.8%
 
 
 
大腸がんは早期で発見できれば、大半が根治可能な病気なので、定期的に検査けましょう。もし、血便や便通異常などの症状がみられたら、すぐに専門医に相談しましょう。
 
 
 
 
 
■大腸がんを予防するには?
 
 
スポーツなどで日常的に運動している人は、まったく運動しない人の半分程度しか大腸がんにならないという研究結果もありますので、ウォーキングや軽いジョギングなど適度な運動を習慣化すると良いでしょう。
 
 
また、大腸がんの予防にも便秘の解消にもよい食事として、炭水化物と野菜類を中心に、たんぱく質を加えた伝統的な日本の食事を心がけることで、健康に良いとされる食のバランスが保たれます。
 
 
 
 
【出典動画】ミルメディカル
 
「大腸がん」