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■適応障害とは?


今回のテーマは「適応障害」です。適応障害は、皇太子妃雅子様や朝青龍の診断名として、マスコミに登場すると瞬く間に大きな話題となったのでご存知の方も多いと思います。


実際に精神科を受診した患者さんの中にも「適応障害」と診断されるケースが増えており、精神科を通院されている患者さんの約10%程度が適応障害とされています。


適応障害はいうなれば「うつ病の前段階の状態にある気分障害の一種です。


今現在、日本国内の潜在うつ病患者の数はすでに600万人を超えているとされており、
そのうちの約70万人が医療機関を受診しているので、うつ病よりも多いとされています。


適応障害が怖いのは誰にも相談出来ずに放置してしまうことで、うつ病を発症させてしま
うことです。そうならないためにも精神科を受診する必要があります。


今回も精神科医の樺沢紫苑医師が非常に分かりやすく解説してます。





出典:「樺沢紫苑チャンネル」

https://goo.gl/aKnQnt











■適応障害の原因とは?


適応障害はハッキリと明確なストレスの原因があり、適切な治療を行わずに放置してしまうとどうしても症状が進んでしまい、3ヶ月以内に精神的に不調に陥るようです。


例えば急にご飯が食べられなくなって気がついたら摂食障害になっていたといったケースも少なくありません代表的な症状として、頭痛、めまい、嘔吐、痙攣などがあります。



適応障害は気分障害の中でも原因と精神症状との因果関係がもっとも明確です。


昔は心因反応という言葉が使われていたのですが、最近になって適応障害と呼ばれるようになりました。適応障害の原因と適応障害になるまでの過程が失恋です。


思いをよせていた女性に告白するも見事に振られてしまい、一度落ち込んでしまうと中々思うように立ち直れなくなり、いつまでも自己嫌悪に苦しめられることになります。





■適応障害から解放するには?


適応障害はストレスが明確な原因となっているので、そのストレスがなくなると大体治るとされています。しかし、ストレスをなくすには環境を変える必要があります。


環境を変えることによって重いストレスを感じてしまい、さらに症状を悪化させてしまうケースも少なくありません。ですので、治療が予定よりも長引くケースが多いです。


このため世間では適応障害患者に対する理解度は低いと言わざるえません。


大抵の人は適応障害に苦しむ人を見て「甘えている」と考えます。社会は人に厳しい方向へと急速に進んでいることから、精神疾患を患う人の数が比例して増えています。


真面目な人ほどもっとしっかりしなきゃ、もっと頑張らなければと考えてしまいます。


他人に助けを求めるのは依存するのと同じと考えてしまうので、がんじがらめになります。考えれば考える程苦しくなり、余計にストレスを感じやすくなります。


悩みから開放されるには、悩みについて考えるのを忘れることです。そのためにも趣味が大事ですし、趣味に没頭することに酔って、自分自身を解放することができます。





■適応障害患者の裏事情


例えば仕事で職場の上司との軋轢が原因で仕事をやめたとします。


新しい職場で幸せに働いているかというと、そうなり得ない場合が多いです。


前職の上司よりも意地悪で陰険な人が職場に何人もいたらきっと更に適応障害の症状は、悪化することになるでしょう。本当にうつ病になってしまうかもしれません。


また、仮に原因となっていたストレスから解放されたにもかかわらず、一向に症状が改善されない場合も当然あるわけですが、その場合は別の病気として考えなおします。


樺沢先生いわく患者さんから診断書を書いてくれと頼まれると精神科医は「適応障害」と書くケースが多いようです。初期の段階で診断を下すのは難しいので無理もありません。


いきなり重い診断名を書くと患者さんも驚いてしまい、余計に落ち込んでしまいます。このため精神科医の多くが出来るだけ重い診断名を避けようとするようです。


ですので、診断初期の段階では適応障害と診断して様子見に入ることが多いようです。