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■B型肝炎とは?

今回のテーマは「B型肝炎」です。「肝臓がん」のおよそ90%がB型、C型肝炎ウイルスによって引き起こされているといわれほど大きな原因の一つとされています。


日本国内にはB型肝炎の持続感染者が130万人に達していると推定されています。


しかし、B型肝炎は正しい知識を持っていれば感染を防ぐことができる疾患です。


肝臓は「沈黙の臓器」と言われるています。


その理由は痛みなどの自覚症状がないまま病気が進行することがあるからです。


B型肝炎が原因で急性肝炎や慢性肝炎そして肝硬変、肝臓がんなどを発症したり、知らず知らずのうちにウイルスを人に感染させてしまうリスクもあります。


今回は肝臓がんを引き起こす原因となるB型肝炎について解説させていただきます。



出典:「健康ぷらざ」












■B型肝炎の原因とは?


B型肝炎は空気や食べ物から感染することはありません。


B型肝炎ウイルスに感染してる方の血液や体液を介して感染します。


B型肝炎ウイルスの感染経路は以下のとおりです。


(1)性交渉

(2)出産時の母子感染

(3)カミソリ歯ブラシなどの血液が
   付着しているものの共用

(4)適切な消毒をしてない器具での
   入れ墨やピアスの穴あけ
   
(5)注射器の使い回し


最近の傾向としては若い人の間でも性交渉によるB型肝炎ウイルス感染も増加しています。 しかも慢性化しやすいので、早期発見によって早い段階での治療が求められます。


感染経路がC型肝炎よりも多いことからB型肝炎の方が感染しやすいと言えるかと思います。





■B型肝炎に感染したら?


B型肝炎の感染経路に性交渉や出産時の母子感染をあげましたが、B型肝炎に感染した方は恋愛や結婚出産はあきらめなければならないのかといいますと、そんな事はありません。


パートナーに感染させないために「B型肝炎ワクチン」をあらかじめ接種してもらうことによってB型肝炎ウイルスに感染することを防ぐことができるのでご安心ください。


一般的にワクチンの接種回数は、1回目から1か月後と6か月後の合計3回の接種が必要となります。またワクチンの費用は成人で1回あたり1万円程度となっています。


また、出産時赤ちゃんに感染する可能性もあります。1986年以降は厚生労働省が母子感染対策として生まれてすぐの赤ちゃんへのB型肝炎ワクチンなどの投与を定めてます。


ですので、現在は赤ちゃんへの感染は心配ないでしょう。





■B型肝炎のセルフチェック


このようにB型肝炎は周りの理解と協力があれば、乗り超えることができる疾患です。


B型肝炎に感染しても多くの方は肝炎の落ち着いた無症候性あるいは非活動性キャリアと呼ばれる状態になりますが慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんへと進行する可能性もあります。


B型肝炎は自覚症状がないままに、肝臓が悪化してることも珍しくない病気です。


ここでB型肝炎に感染している恐れはないかセルフチェックをしてみましょう。


(1)1985年以前に生まれている

(2)1972年以前に輸血を
   受けたことがある
   
(3)早期にわたって
   血液透析を受けている
   
(4)B型肝炎ウイルスに
   感染している家族がいる
   
(5)適切な消毒をしていない器具を
   用いて入れ墨を入れたりピアスの
   穴あけなどを行ったことがある
   
(6)過去に健康診断で肝機能異常を
   指摘されたことがある
   
(7)不特定多数の相手と性的関係を
   持った経験がある
   

これらの項目に当てはまる方は一度受診することをお勧めします。





■B型肝炎ウイルス検査の重要性


全国的にウイスル性肝炎の早期発見、早期治療を目的としてB型およびC型肝炎ウイルス検査を無料で実施していますが、自治体によって一部自己負担が求められる所もあります。


そして、検査結果が陽性で肝炎治療が必要な場合も所得割りによって異なりますが、月額1万円または2万円までの自己負担で治療を受けることができます。


B型肝炎は症状の有無では判断できない病気なので検査を受けなければ発見できません。


気になる節や心配がある方はまずは一度受診してみましょう。