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■C型肝炎とは?


肝細胞癌を引き起こす「C型肝炎ウイルス」。日本の陽性者はおよそ200万人と言われており、また、検査を受けていない隠れた陽性者はおよそ80万人と推定されています。


肝炎ウイルスに感染しても気付けない原因は、肝臓は沈黙の臓器と言われるように病気になってもほとんどの場合、予兆や痛みなどの自覚症状がない点が挙げられます。


そのため、検査を受けて肝細胞がんと診断されて初めてB型やC型の肝炎ウイルスに感染していたことが分かったといったケースが残念ながら後を絶ちません。


C型肝炎はA型肝炎やB型肝炎と比較すると症状自体は軽いものの、 感染した患者の7割前後は慢性化し、肝硬変から肝臓がんに進行する可能性が高いので注意が必要です。


今回は肝細胞がんを引き起こす原因となるC型肝炎について解説させていただきます。



出典:「健康ぷらざ」












■C型肝炎の原因とは?


C型肝炎ウイルスに感染すると、自然治癒はまれで、放っておいて改善するということはまずありえません。感染者の60%から80%は十年経つと慢性肝炎に進行します。


そして慢性肝炎からさらに10年経過すると30%から40%の方が肝硬変が進行し、肝硬変からさらに10年経過すると、60%から80%の方が肝細胞がんへ進行します。


B型肝炎の場合は慢性肝炎からいきなり幹細胞がんになるケースも珍しくありませんが、C型肝炎の場合はほとんどがこの順番通りに進行していきます。


従来肝細胞がんの原因はB型、C型肝炎ウイルスが圧倒的に多く、その80%から90%を占めていました。しかし、近年ではそのは割合が変化してきています。


鳥取県の肝細胞がんの原因についての調査結果は全国的にも同じような傾向ですが、原因不明が44.7%C型肝炎ウイルスによるものが37.3%。


B型肝炎ウイルスによるものが18%という結果が出ています。原因がはっきりしてるもの中では依然としてC型肝炎ウイルスが肝細胞がんの大きな原因となっています。





■C型肝炎の感染経路とは?


C型肝炎はどのようなことから感染するかご存知でしょうか?。


意外に思われるかもしれませんが、感染経路としては、輸血、注射器の使い回し、適切な消毒をしていない器具での入れ墨やピアスの穴あけなどが挙げられます。


C型肝炎とB型肝炎の感染経路の大きな違いは、B型肝炎は血液のほかにも体液を介して感染するのに対し、C型肝炎の場合はそのほとんどが血液による感染です。


ですので、体液による感染はほとんどありません。今現在、C型肝炎の治療は急速に進歩しており、従来のものと比べると副作用が劇的に少なくなっています。


また、1年から1年半かかっていた治療期間もおよそ半年で治療可能な薬も開発されているので、長期間に渡って治療をしなければならない病気ではなくなりつつあります。





■C型肝炎ウイルス検査の重要性


全国的にウイスル性肝炎の早期発見、早期治療を目的としてB型およびC型肝炎ウイルス検査を無料で実施していますが、自治体によって一部自己負担が求められる所もあります。


そして、検査結果が陽性で肝炎治療が必要な場合も所得割りによって異なりますが、月額1万円または2万円までの自己負担で治療を受けることができます。


適切な治療によりC型肝炎をなくすことは可能です。


しかし治療終了後も、一度C型肝炎に感染した方は一般の方と比べて肝細胞がんになる可能性が高いことがわかっています。肝炎ウイルスは検査を受けなければ発見できません。


気になる節や心配がある方はまずは一度受診してみましょう。