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■骨肉腫とは?


今回は、骨肉腫の症状と治療方法についてです。今現在全国で骨肉腫になる人は、1年間
に200人程度と言われていて、10歳代に多く発症する病気です。


骨肉腫は骨に発生するがんです。小児の骨に発生するがんの中では最も頻度が高いとされ
ています。10歳代の小中学生や高校生に発症しやすい病気です。


症状は膝や肩のあたりの痛みがほとんどです。痛みだけで来られるということは少なくて、
腫れが起こったりして、かなり症状が進行してから初めて受診されることが多いです。


その理由としては、10~20歳代の成長期の痛みと誤解されてしまうことが多いので、
どうしても診断が遅れてしまいます。残念なが原因は今のところわかっておりません。



出典:「健康ぷらざ」












■骨肉腫の症状とは?


骨肉腫は骨の外側に腫瘍ができるのが特徴です。


発症しやすいところは膝の関節に近い大腿骨や脛骨に多く、全体の6割から7割を占めているとされています。そして、つぎに多いのが肩に近い上腕骨です。


また骨盤や背骨などに発症することもあります。


おかしいと思ったら早めに病院を受診しましょう。


初期症状は膝や肩の周りの痛みが主です。進行しますと腫れや関節の機能障害をきたしてこられることもあり、場合によっては骨折という状態で受診されるケースもあります。


発症年齢が10歳代ということもあり、スポーツによる痛みと誤解されやすいです。





■骨肉腫の検査と治療


検査はまずX線を行います。X線で異常が見られたら、MRIやCTを行います。


膝関節のエックス線画像ですが、このように腫瘍がある場合、骨が通常より白く写ります。そしてMRIなどで「腫瘍がどのくらい広がっているか?」を見ます。


黒くなっている部分が骨肉腫でして、最終的な骨肉腫の診断は腫瘍の一部を取り出して、顕微鏡で調べ、確定いたします。治療の流れは手術の前に化学療法を行ないます。


その後手術、手術の後に化学療法を行います。


術前に化学療法を行う理由としては、既に肺に転移している恐れがあるからです。


手術は骨を含めて、広く病巣を取り除きます。骨肉腫の治療は今現在、ほとんどの場合、足や腕などを失わなくてすむ「 患肢温存術 」が行われています。


病巣を取り除いた骨の欠損部分には、処理した骨を戻したり、腫瘍用の人工関節を用いて足の温存を図りますので患者さんのQOLは高い状態を維持できます。


骨肉腫の5年生存率は40年位前までは10~15%といわれていましたが、急速に医療が進化したことによって、今現在70%にまで状況は改善しています。


ひざや肩の周りの痛みが続いたり、頻繁に起きる場合は早めに医療機関を受診しましょう。