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■今回のテーマは「自閉症スペクトラム障害(ASD」


今回ご紹介するYoutube動画は、「自閉症スペクトラム障害(ASD)」について分かりやすく解説しています。ASDは、Autistic Spectrum Disorderrの略称です。


これまで「自閉症」は非常に特殊な病気として取り扱われていましたので、一般の人たちの間では自閉症は心の病気と捉えられていましたが、現実には脳の機能の障害です。


また、昔は発症するのは、1万人に5~10人程度とされていましたが、最近の調査では100~150人に1人とされていますので、決して珍しい病気ではありません。


症状が特殊なだけにどのように対応していいか分からず苦しんでいる親御さんが多いです。ですので、自閉症スペクトラム障害(ASD)に関する正しい知識がどうしても必要です。


国内には、「発達障害情報・支援センター」という発達障害専門の支援団体があります。悩む前に「発達障害情報・支援センター」を利用し、相談されることをおすすめします。


以下のサイトから最寄りの相談窓口を調べることができます。


「発達障害情報・支援センター(相談窓口情報」

http://goo.gl/J4uZfO



出典:「健康ぷらざ」












■自閉症スペクトラム障害とは?


発達障害は、脳の機能のちょっとしたバランスの違いから生じる発達の遅れと考えられていまして、ここで言う発達障害は以下の3つのタイプに分類されます。



(1)自閉症スペクトラム障害(ASD)

主に人とのコミュニケーション
に困難さを持つ障害です。



(2)注意欠陥・多動性障害(ADHD)


他動や落ち着きがないタイプの障害



(3)学習障害(LD)

学習面に困難さを持つ障害



一番新しい自閉症スペクトラム障害の診断の大きな柱として「対人関係」があります。


この対人関係というのは社会性の障害とも言われていますけれども視線があわないとか、色々な場において人と人とのやりとりに全くと言っていいほど興味を示しません。


また、人の方に感情を共有しようとする行動が少ないなどの行動を示します。


それからコミュニケーションの障害といいますのは、例えばドアが遅れているとか、適切な言葉を、その場の状況に応じて使うことが難しいとか、そういった行動になります。


そしてこの制限された反復的情動的な興味や行動というのがパターン化された行動を取りやすかったり、普段のパターンと違っていると、非常に不安になったりします。


また、興味を持つことが非常に偏った領域になったり、物の順序がスケジュールに対してこだわりを持っていたり、というような行動の特徴になります。


感覚の過敏性というものがあります。これは音ですとか、見えるものに対し、とても高い過敏性を持っておられる方が時々いらっしゃいますが凄いものがあります。


そして、特定の分野、例えば計算ですとか、音楽に対して高い能力を発揮される方がいるということも一つの特徴です。実際に優れた音楽家の方が過去に沢山います。





■日常生活での問題とは?


集団生活で子供さんが困っているのは、主に友達同士のコミュニケーションの問題があり、それからパターン化された行動以外のことが不安になってしまう特徴があります。


ですので、人が沢山参加するような行事なんかに対して不安になってしまうのです。


あるいは感覚の「過敏性」がありますので、音ですとか、見えるものとかが刺激になって、パニックになってしまう、これらのことで集団生活で困ることがあります。


行動特性に気づいてあげて、支援するために診断をしていくことが大切です。


子供さんの診察の所見、問診の所見、あるいはチェックリストでの行動の特製の強さ、集団生活でどのくらい子供さんや周囲が困難を感じているかを総合的に診断していきます。




■自閉症スペクトラム障害の対応


周りの人がすぐにできる対応としては、まず一つに構造化ということがあります。


構造化というのは、いま何をすべきかを目で見てわかりやすくしてあげる方法になります。


例えば、片付ける物の場所にきちんとラベルで示して自分の片づけるものをわかりやすく示してあげることによって、パターン化することができるので、行動しやすくなります。


また一日のスケジュールを文字と絵で書いて、あらかじめ教えてあげるとか、そういったことが構造化の一つということになりますので、お互いにより理解が深まります。


「何々してはダメ」という言い方よりも、「このようにしなさい」という、具体的な言葉で教えてあげることが大事です。但し、あまり押し付けが厳しくなると逆効果です。


総合療育センターでは、専門的な療育として、「ソーシャルスキルトレーニング」とか、「ペアレントトレーニング」といったようなことを行っています。


ソーシャルスキルトレーニングというのは小さな集団の中で子供さんが周りの人とうまくやり取りできるような練習をしていくようなトレーニングを行います。


それからペアレントトレーニングというのは、子供さんのお母さん、お父さんたちが適切に子供さん達に関われるようになるために、自閉症について勉強していくものです。


自閉症スペクトラム障害は、発達の凸凹とも表現されています。この子たちの発達の特性を周りがよく理解して生活しやすくしてあげるということが大切だと思います。


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