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■今回のテーマは「子宮内膜症」


今回ご紹介するYoutube動画は、「子宮内膜症」について分かりやすく解説しています。近年出産の高齢化が進んでいますが、中でも不妊に悩む女性が増えています。


子宮内膜症は不妊症のおよそ半分の方にみられる疾患なのですが、診断することが難しいことから、月経困難症や子宮筋腫と誤診されてしまうケースが少なくありません。


子宮内膜症が不妊の直接的原因ではないにしろ、放置してしまうと症状が進行し、卵管に癒着が起きて卵子そのものをとりこめなくなるので、不妊リスクが高まります。


色々な情報に振り回されないためにも、正しい知識がどうしても必要です。



出典:「健康ぷらざ」













■子宮内膜症の原因


子宮内膜症は本来、子宮の内側にしかないはずの子宮内膜などの組織が別の場所に発生し、発育する疾患で、20歳から50歳の10人に1人が発症しているといわれてます。


ですので、子宮内膜症は決してめずらしい病気ではありません。


子宮は胎児を宿す女性特有の臓器です。そこを取り囲むようにあるのが子宮内膜です。


子宮は宇宙といわれるくらい神秘的な臓器です。子宮の周囲には「月経血」を輩出したり、産道としての役割をする「膣」。女性ホルモンを分泌する器官で卵子を作り出す「卵巣」。


そして、卵巣から出てきた卵子が子宮への通路の役割をする「卵管」などがあり、本来子宮を取り囲む子宮内膜の組織が卵巣など骨盤内の臓器に発生するのが子宮内膜症です。


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■子宮内膜症の症状


子宮内膜症の代表的な症状は強い月経痛です。それに伴い、下腹痛、腰痛、排便痛などが見られます。その他にも性交渉に強い痛みが現れることがあります。


子宮内膜症が最も発生しやすい場所は卵巣です。もしも仮に子宮内膜症が卵巣に発生した場合、卵巣チョコレート嚢胞という病態を引き起こすことがあります。


卵巣内に発生した子宮内膜は月経ごとに出血し、血液などが貯まる嚢胞という袋が作られ、月経ごとに出血が繰り返されるため、その嚢胞の中にどんどん血液がたまっていきます。


その血液が古くなることによって、チョコレートのような色になることから、このような状態を卵巣チョコレート嚢胞といい、卵巣がんなどを引き起こす恐ろしい病気です。





■子宮内膜症の治療


子宮内膜症そのものは死と直結する疾患ではありません。しかし卵巣チョコレート嚢胞は悪性化して卵巣がんを引き起こし、死に至る危険性もあるので要注意です。


子宮内膜症の治療は大きく分けて薬物治療と手術の2つの治療法があります。治療方法は症状の種類や重症度のほか年齢、妊娠希望の有無などを考慮して決めていきます。


症状が軽い場合は薬物治療を行います。主に鎮痛剤や女性ホルモン剤などを処方して経過観察をします。症状が重い場合や不妊症の方には手術をお勧めします。


手術では、卵巣や子宮を残して病巣部のみを切除することも可能です。多くの場合、開腹手術に比べて傷跡が小さく、痛みも少ない腹腔鏡下手術を行います。


子宮内膜症は月経時の痛みが徐々に強くなることが多いので年々月経痛が酷くなってきていると感じている方は要注意です。放っておくと痛みや不妊だけではすみません。


上述したとおり、ガンになる可能性もあるわけですから、月経痛がひどい場合は、ただの月経痛と決めつけてそのまま放置せず、必ず産婦人科を受診しましょう。