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■今回のテーマは膀胱がん


今回は「膀胱がん」がテーマです。膀胱がんは男女ともに60歳を過ぎると発症リスクが急激に高まり、40歳以下ではさほど発症リスクは高くありませんが、油断は禁物です。


元WBA世界ミドル級チャンピオンで、タレントの竹原慎二さんが数年ほど前に膀胱がんを患い、某テレビ番組で壮絶な闘病生活が放送され、大きな話題となりました。


闘病のかいあって現在竹原さんは膀胱がん完治させ、無事社会復帰されています。


ちなみに膀胱がんは、膀胱内面の「移行上皮」のがんです。


性別の罹患率は圧倒的に女性よりも男性の方が高く、およそ4倍とされています。



出典:「吉田たかよし」












■膀胱がんの原因とは?


膀胱の内側には「移行上皮」という皮で覆われていて、この移行上皮は伸縮性に大変優れている特徴があります。この移行上皮ががん化することで膀胱がんとなってしまいます。


残念ながら依然として決定だとなる原因は解明されていませんが、膀胱がんは他のがんと比較してもタバコの因果関係が強く、喫煙者の発症率は非喫煙者の2~3倍あります。


男性の50%、女性の30%以上の膀胱がんは喫煙が原因で発症するとされています。


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■膀胱がんの治療とは?


膀胱がんの治療で一般的なのがTUR-BT=経尿道的膀胱腫瘍切除術です。


膀胱の表面にガンが現れる初期の膀胱がんであれば、回復しなくても治療することが可能となっています。まず外尿道口から「膀胱鏡」という装置を入れていてきます。


これにより「膀胱の中」を診ることができます。そして、電気メスを使って膀胱内のガンを切除します。経尿道的膀胱腫瘍切除術であれば、お腹を切らないで済みます。


このため患者さんへの負担は肉体的にも精神的にも大幅に抑えることが出来ます。しかし、残念ながら経尿道的膀胱腫瘍切除術は再発リスクが高いという欠点があります。


このため、経尿道的膀胱腫瘍切除術とあわせて「膀胱内注入療法」を行います。


膀胱内注入療法は、抗癌剤やBCGを膀胱の中に注入します。結核のワクチンである「BCG」を注入するわけですが、BCGには膀胱がんの再発を抑える効果が高いため注入されます。