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■夏は睡眠障害になりやすい


今回のテーマは「睡眠障害」です。意外に知られていないのですが、睡眠障害には不眠症や睡眠時無呼吸症候群など50種類以上あり、多くの人々の快眠を妨げています。


今現在日本人のおよそ5人に1は何らかしらの睡眠障害を抱えています。


特に夏の暑い時期は、寝不足状態が続くと睡眠障害を引き起こしやすいので要注意です。例えば今現在あなたは毎日こんなことに悩まされていませんか?。


●冷房をかけると寒くて眠れない

●冷房をかけないと暑くて眠れない

●結局朝まで寝た気がしない


一つでも当てはまるのであれば注意が必要です。もし眠れないのは蒸し暑い時期だからといって放置してしまうのは非常に危険です。そこには大きな落とし穴が潜んでいます。


睡眠不足になるとどうしても血液や脈拍に影響がでてくるんで、体調不良を引き起こしてしまいますし、睡眠障害にならないためにも蓄積する寝不足は避けなければいけません。


夏の寝不足を放置してしまうことで、睡眠障害を引き起こしてしまう可能性が高まります。


その他にも眠りながら突然大声を出したり、暴れだす「レム睡眠行動障害」に陥ることもあります。また、脚がむずむずかゆくて眠れない「むずむず脚症候群」も急増してます。



出典:「tvasahi」












■なぜ夏は眠れないのか


人は高い体温が急激に下るときに眠くなります。このため夏は高温多湿なので体温調整が中々上手くいきません。体温が急激に下がらないので寝付きが悪くなります。


眠る前に人は皮膚にかいた汗が気化熱となって、体温を下げるため眠ることが出来ます。しかし、高温多湿の時期は汗が乾きづらいため体温調整が上手にできません。


このため思ったように眠れなくなってしまいます。こういった状態が長く続いてしまうと、睡眠障害に発展してしまう危険性が高まりますので、どうしても注意が必要です。


睡眠障害を患うと「交感神経」という「自立神経」の活動が次第に高まってしまいます。これにより血圧や脈拍に影響が出てしまい、「免疫機能」にも影響がおよびます。


ですので、放置せずにきちんと対応しなければなりません。





■レム睡眠行動障害とは?


レム睡眠行動障害になると寝ているのに大声で叫んだり、暴れだしたりします。


まるで悪霊にとりつかれているような行動を取ります。


レム睡眠は眠りの浅い状態で、このときは筋肉の動きが止まるように出来ています。筋肉の動きを止める安全装置が外れてしまい夢にともなって体が動くようになってしまいます。


レム睡眠行動障害は、脳血管障害や老化が影響して起こることが多いとされており、現在は「薬物治療」でこれらの症状を抑えることができるようになりました。





■むずむず脚症候群とは?


また、夏になると多い睡眠障害の一つとしてむずむず脚症候群があります。


睡眠中に脚がムズムズして眠れない。むずむず脚症候群は、中高年の間で急増しています。足の内部に異常なほどの不快感があり、動かしていなければ苦痛が持続します。


むずむず脚症候群は、脳内の神経伝達物質ドーパミンの機能低下に問題があるとされてはいますが、残念ながら直接的な原因は依然として明らかになっていません。


残念ながら日本ではむずむず脚症候群という病気の知名度が低いため、この症状に苦しめられている方々が沢山いるにもかかわらず、治療を受けることが出来ない状況にあります。


しかしようやくむずむず脚症候群の治療薬が保険適用されることになりました。


「むずむず脚症候群チェック」

(1)床についたときに寝られないほど足に不快感がある

(2)足がだるかったり、ほてったりすることがある。

(3)貧血や腎機能障害がある


すべて当てはまる場合は、むずむず脚症候群の可能性が高いので、できるだけ早い段階で適切な治療を受けるためにも、すぐに睡眠外来や神経内科を受診してください。





■質の高い睡眠をとるには?


「夏を乗り切る快眠の4つのポイント」


(1)寝る3時間前に唐辛子の入った物を食べる

唐辛子に含まれるカプサイシンには体温を上げた後に下げる効果があります。


(2)寝る2時間前の快眠体操

手を握る・開くを10秒ずつ、足首を曲げ・伸ばしを10秒ずつ、5分間続ける。これだけで血流が良くなるので、快眠につながりやすくなります。


(3)寝る1時間前に入浴、40度のぬるま湯に10~20分程度浸かる


(4)真夏はクーラーをつけっぱなしにする

設定温度は高めの29度に設定したまま、タイマーなどを使わずにつけっぱなしにします。