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■ 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は日本人の死亡原因第10位
 
 
COPDは、Chronic Obstructive Pulmonary Diseaseの略称で、日本語では慢性閉塞性肺疾患という肺の機能に障害が生じます。COPDという病名自体は、一般的にあまり馴染みがないかもしれません。
 
 
しかし、すでに国内で500万人以上も発症しており、日本人の死亡原因10位(男性は7位)ですから、無視することができません。COPDは、とても怖い病気なんです。芸能人の間でもCOPDを発症した方が少なくありません。
 
 
有名なところでは、落語家の桂歌丸さんが記憶に新しいところですが、他にも植木等さん、藤田まことさん、宇津井健さん、和田アキ子さんなどがCOPDを発症しています。
 
 
 
 
 
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『 COPDの予防は出来るだけ早く禁煙すること 』
 
 
愛煙家を通り越して中毒のレベルにまで達していた桂歌丸さんは2009年に手術を受けるまで悪化し、その当時ようやく禁煙することになったわけですが、いかんせん禁煙するのが遅すぎました。
 
 
禁煙するのが遅すぎると呼吸に関する症状が劇的に改善されないので、他の病気を誘発することとなり、入退院を何度も繰り返したため笑点の司会を降板しています。COPDを予防するには禁煙しかありません。
 
 
それもできるだけ早く(40代)禁煙しないとCOPDの発症リスクが高まるだけでなく、COPDを発症した後の症状が耐えられないレベルにまで悪化します。



 

 
なぜ死よりも辛い状況にまで
追い込まれてもタバコを辞められないのか?

 
 
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■ 肺の仕組みについて
 
 
上図にあるとおり呼吸をするために必要な気管があって、気管支があって、気管支が別れて細気管支になっていきます。健康な肺というのは、細気管支の先が肺胞といって、果物の「 ぶどうの房 」のような形をしています。
 
 
ぶどうの房の部屋の部分に空気を出し入れすることで呼吸をすることができます。ここに炎症が起こってしまうと、部屋を仕切っていた壁が壊れてしまいます。炎症を起こしてしまったことによって、空気の出し入れがしにくくなります。
 
 
特にに吸った空気を吐くのが困難になり、このため、COPDを発症してしまった肺はどんどん膨らんでしまいます。その結果として、肺の下にある「横隔膜」がつぶされてしまいます。
 
 
 
 
 
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出典:港区公式ホームページより
 
 
 
■ COPDの症状とは?
 
 
上図は港区役所のホームページから転載させていただいた画像なんですが、こうした症状がすでに出ている場合、高い確率でCOPDを発症している可能性が高いので、速やかに呼吸器科、呼吸器内科を受診しましょう。
 
 
基本的にCOPDは、初期の段階で、ちょっとした階段に登るだけで息切れを起こします。気道に炎症を起こしているので、常に痰が沢山でてきます。その影響で咳もでてきます。また「喘鳴」といって呼吸の際にゼーゼーさせながら呼吸することになります。
 
 
COPDは、息を吸うことよりも吐くことが難しくなります。肺の中に圧力を加えて吐き出すので、口をすぼめて小出しに空気を吐き出します。それを「口すぼめ呼吸」といいます。肺が大きくなってしまうので、当然胸の辺りが膨らんでしまいます。
 
 
 
 
 
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■ COPDの原因の約90%は喫煙!
 
 
COPDの原因の90%はタバコです。また、加齢によって感染を繰り返すといったケースも少なからずあります。
 
 
喫煙以外ですと解体作業のような仕事の関係でホコリやガスを長年に渡って吸い続けてきた場合もなりやすいです。桂歌丸さんの例を見ても分かるとおり、COPDを発症すると死に至らなくても、入退院を繰り返しながら、体力がどんどん低下し、寝たきりとなってしまうケースが多いです。
 
 
「呼吸困難で苦しく、しかも動けないので、免疫力がみるみる低下し、COPD以外の病気を同時に発症してしまうケースも少なくないので、にCOPDは、とても怖い病気なんです。
 
 
 
 
 
■ COPDと肺気腫との違いとは!
 
 
よく肺気腫とCOPDの違いについて聞かれるのですが、それまで病理学的に「肺気腫」と呼ばれていた疾患概念と臨床的に「慢性気管支炎」と呼ばれていた疾患概念を統一したものでして、今では肺気腫もCOPD(慢性閉塞性肺疾患)として総称する疾患概念となりました。
 
 
 
 
 
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■COPDの治療とは?!
 
 
COPDを発症したことによって、変形してしまった肺の状態を元の状態に戻すための治療法はありません。残念ながら、できるだけ悪化を抑えることしか現段階ではできません。ですので、できるだけ早めに医療機関を受診しなければなりません。
 
 
COPDの治療法は、まず喫煙しているのであれば、まず禁煙しなければなりません。それから症状に応じて薬物療法や呼吸リハビリテーションなどを行います。さらに重症化した場合は、酸素療法や外科療法が行われるケースもあります。
 
 
 
 
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「 知っていますか? 慢性閉塞性肺疾患 COPD 」