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■今回のテーマは「バセドウ病」


今回は、甲状腺ホルモンが過剰に作られて
しまう病気「バセドウ病」について
解説させていただきました。


吉田たかよし先生のYoutube動画を
ご覧頂くとより理解しやすいと思います。


バセドウ病は、シンガーソングライターの
綾香さんやACミランでプレーされている
本田圭佑さんが患ったとされる病気です。


とくに人気絶頂だった綾香さんが、
治療のために活動休止したさいには、
大きな話題となりました。


バセドウ病は、様々な症状に見舞われ、
治療も長期化する難しい病気です。












■バセドウ病とは?


バセドウ病は、甲状腺という器官が腫れ上がってしまい、甲状腺ホルモンが大量に作られてしまう病気なんですが、甲状腺は、ちょうどネクタイの結び目の部分に位置します。


この甲状腺という器官が突然腫れ上がってしまい、暴走するような格好で甲状腺ホルモンを大量に生成してしまうことによって、さまざまな症状を引き起こしてしまいます。


バセドウ病を発症するのは、1000人中3人程度といわれています。また、男女比では、男性よりも女性のほうが5倍以上多いという統計もあるほど女性に多い病気です。


また、発病年齢でみると20代、30歳代が全体の半数以上を占めています。


このためバセドウ病中高年よりも若い人が発症しやすい病気といえると思います。





■バセドウ病の原因とは?


その仕組についてもう少し詳しく解説させていただきますと、甲状腺の細胞の外側には、「レセプター」というものがありまして、ここで甲状腺ホルモンが作られます。


甲状腺刺激ホルモン(TSH)がレセプターを刺激を与えることによって作られるのですが、しかし、バセドウ病になってしまうと、レセプター抗体と称するものが出来ます。


これが常にレセプターに対して「甲状腺ホルモンを作れ!!」と、まるで暴走するように命令を下し続けるため、これによってひたすら甲状腺ホルモンが作られてしまうのです。


甲状腺ホルモンは全身の新陳代謝を高めるため、甲状腺はなくては非常に重要な器官です。


バセドウ病になるとこの甲状腺ホルモンが異常に作られてしまい、それに連動する格好で新陳代謝が異常に活発化することになります。そうなると心身に色々な症状が現れます。


決定打となる原因は、解明されていません。しかしバセドウ病を発症した人のうち15%程度の人は親族の間でもバセドウ病を発症しているため、遺伝的要素は否定できません。


また、タバコや過度なストレス、疲労なども著しく甲状腺機能を低下させることから、バセドウ病の原因といわれてはいますが、いまのところ実証はされていません。





■バセドウ病の症状とは?


バセドウ病の代表的な症状は以下の通りです。


(1)脈が早くなる(息苦しい)

(2)汗の量が多くなる

(3)体温の上昇(37.5度前後)

(4)疲れやすい

(5)眠れない

(6)食欲の乱高下

(7)眼球突出

(8)身体のふるえ

(9)精神的に不安定


バセドウ病の症状として有名なのが「眼球突出」です。


2013年にコンフィデレーションカップがブラジルで開催され、サッカー日本代表もこの大会に参加したのですが、このとき衝撃的だったのが本田圭佑選手です。


本田選手も代表の一員として帯同したのですが、数週間前にロシアリーグでプレーしていたころと目が明らかに変化していたので、当時大きな話題となりました。


甲状腺がある位置に手術後を隠すように絆創膏が貼られていました。


当時記者陣から執拗に質問されたようです。しかし、この点に関して本田圭佑選手の口からアナウンスされることはなかったため、余計な憶測記事が波乱しました。





■バセドウ病の治療について


バセドウ病の治療は薬物療法を中心に行われます。主に使用されるお薬は、抗甲状腺剤でして、お薬で改善する兆しが見られない場合は甲状腺亜全摘術を行います。


また、抗甲状腺薬の服用や手術による治療を望まない人は「アイソトープ療法」で治療します。アイソトープ療法は、アイソトープのカプセルを飲むだけの簡単な治療です。


ただし、副作用として甲状腺の機能がどうしても落ちてしまいます。